こざかなブログ

おすすめ動画、ゲームプレイ日記、アニメ感想などを中心にざっくばらんなブログ。楽しさや懐かしさ探しのお手伝いになれば幸いです。ドラクエ(スクエニ系)、レトロゲーム、DB芸人関連が多めです。現在は2020版ダイの大冒険をはじめとしたアニメ感想を綴る機会が多いです。宜しければ紹介動画様のチャンネル登録などもよろしくお願いします。

漫画感想:まじかる☆タルるートくん

今回はアニメではなく漫画の紹介ということで「極!合本シリーズ」より、まじかる☆タルるートくんをおすすめします。amazonで検索すると出てくるので興味のある方は一度調べてみてください。

 

まじかる☆タルるーとくんは1988年~1992年に集英社の少年ジャンプに掲載された漫画で全21巻。アニメでも放送され1990年~1992年8時30分~9時に朝アニメとして全87話放送されたとのことです。全話ではありませんが、私自身もアニメで何話分か観ていた記憶があるので今回の極!合本版の内容も幾つか覚えていたものもありました。

作者は江川達也(えがわたつや)先生、ジャンルは「ギャグ漫画・少年漫画」。アニメーション製作は東映動画東映アニメーション)でテレビ朝日で放送。wiki内の江川達也 - Wikipediaで独特価値観や今回のタルるートくんの感想で触れたことについても関連個所があるので興味ありましたらチェックしてみてください。

 

極!合本版は全6巻で収録内容は、

「1巻⇒単巻版1~3巻(555ページ)

2巻⇒単巻版4~6巻(553ページ)

3巻⇒単巻版7~9巻(555ページ)

4巻⇒単巻版10巻~13巻(721ページ)

5巻⇒単巻版14巻~17巻(707ページ)

6巻⇒単巻版18~21巻(829ページ)」

となっています。

そしてなんと!セール期間中は1巻あたり11円!!全部で66円!この価格で全21巻分の内容を読めてしまう超お得商品です。(期間は過ぎてしまいましたが4/25頃までこの価格でした。) Kindle Unlumited会員(月額有料)の場合は他の極!合本シリーズも無料で読むことができます。

 

 

それでは本題の感想の方に移ります。まずは結論から。

ど直球に表すれば「エッチなドラえもんです。ドラえもんのしずかちゃんの「きゃー、のび太さんエッチ!」よりももうちょっと(もっと)エッチな少年誌なのでお母さんには読んでいることをバレたくない良い漫画です(笑)。

ドラえもん+エッチ内容、それに少年誌ならでは子供(小学生)が主人公の内容が凄く万人受けしそうな内容でとにかくページがめくりやすい。本家ドラえもんとは配役は多少異なるものの、秘密道具を出すという点ではタルるートがドラえもん、運動も勉強もいまいちでちょっぽりエッチな少年の江戸城本丸(えどじょうほんまる)がのび太、文武両道の完璧美少女お嬢様の河合伊代菜(かわいいよな)がしずかちゃん。役柄的には小粒にはなりますがいじめっ子のじゃば夫がジャイアンで両口屋がスネ夫、もしくは伊知川累(いじがわるい)が女版スネ夫原子力(はらこつとむ)が悪の出来杉くん的なポジションでしょうか。といった具合にドラえもんに通じるものを感じました。

 

最初に登場する秘密道具(マジックアイテム)の名前は見Hン(みえっちん)とゴーグルで、「みるみる」と唱えると物や服が透けて見えるというもの。なんて名前だ!ドラえもんではできない芸当。

 その他、お色気色の強いキャラとして本丸の担任である大綾真理(おおあやまり)先生やタルるートの姉のりあ・キナカーモなども登場。少し系統は変わりますが中盤以降では座剣邪寧代(ざけんじゃねえよ)の登場などもあります。女性キャラに関してはタルるートにおっぱいを吸われるシーンもあり、結構がっつりエッチではあるので今の時代では描写できないシーンもあるかもしれませんね。アニメ版では真理先生とタルるーとお母さんのみ再現されたそうです。昔と言えど流石に朝アニメで女子小学生にそれはできなかった。

ヒロインの伊代菜も小学生とは思えない大人びたプロポーションの持ち主なので、こういったところもかなり寄せてると思いますね。工藤静香さん的な髪型やボディコンのような服装も多いのでこの辺りも年代を感じさせます。

 

 

ここまでが1~3巻の感想になりますでしょうか。

以降の感想はネタばれ要素を強く含むので続きを読むからどうぞ。 

 

4巻からは急に作品のテイストが変わります。

ここからはドラえもんからドラゴンボールのようなバトル漫画に変わり、今までは異なる展開になります。コロコロコミックを読んでいたはずなのに少年ジャンプになっていました。本当に急に変わるのでびっくり。ドラえもんの時は基本1話ごとの短編漫画でしたが、4巻からは長編漫画になります。この点でも作風に変化が起こります。武闘大会(天下一武道会)→本丸の死亡→魔法の国で生き返るなどドラゴンボールを始めとするジャンプ漫画にありそうなを織り交ぜた展開を作りながら物語が進むので、かなり実験的な漫画でもあったのかもしれませんね。でも恐らくコロコロミックを続けても最初から少年ジャンプだったとしてもどちらも面白さが伝わる漫画になっていたように思いました。ただ模倣しただけではないところが江川先生の漫画力なのかもしれませんね。(箱の中身もちゃんと描いているから、模倣言っても江川先生の個性的な部分が出ている、など。)

 

 5巻からはまたコロコロコミック寄りになっていると思われますが、本丸が修行してのび太から悟空にパワーアップしているので強くてニューゲーム状態ではあります。のび太が最強のドラえもんといったところでしょうか。4巻で伊代菜が死んだ本丸に対して告白(と思われるもの)をしてしまっているし、本丸も修行をしたことで男らしさや強さが大幅アップしたことでダメ男からモテ男に近い立ち位置に変化し、ドラえもんとは異なる作風になっていたように思います。同じくらいの年代ならGS美神の横山的な流れに少し似てるでしょうか。

本丸のキャラクター性がどっちつかずで振り切れてない気もしますし、過去1~3巻のスケベ目的でタルるートの道具を利用したこと(魔法バレ)も何となく伊代菜たちに嫌われずに済む流れにはしていましたが、終着点をどこにしたいかが伝わってこず、リアリティがないのでご都合主義的だったように思いました。漫画として成りたたなくなるが本来なら魔法でズル&スケベ発覚の時点で絶交ものですが、変丸的な流れでなぜか物事がまとまるオチ・結末に向かうことなどが不自然にも感じました。(ドラえもんのような1話読み切りでオチもそ一定の納得感がないように思えた。)

4巻以降の作風の変化から漫画においてダメ男は思った以上に優秀なキャラだと個人的には思いました。自己成長をする瞬間があるのでそこに人は惹かれたりもしますが、のび太が悟空になってしまうと見られ方や求められるものが違ったような気がしました。

これらの指摘箇所がwikiに記載されていたドラえもんのアンチテーゼということなのでしょうかね?どんな狙いを込めていたのか真相が興味深いです。

 

女性の新キャラクターも男闘呼音奈(おとこおんな)くらいですし、エッチな展開で面白いものも特に目立ったものがなかった印象です。岸麺太郎(きしめんたろう)に関しては単話ではなく複数話でしたが、キャラが立っていたとは思えないし、心温まるエピソードであったわけでもなく、且つ下品だったりするので今ひとつ良さが分かりませんでした。無気力(むき つとむ)ことムッキーなども同じ理由で微妙に思えました。

こういった事柄もあり、5巻は個人的にはやや面白味に欠けた印象が残りました。伊知川累とのちょっとしたエピソードもあり、それも楽しみにはしていましたが、もう少しパンチというか何というか妄想したら楽しいエピソードや展開だと良かったなぁと。それなり用意されているのだけど(妄想の)燃料投下的なものがもう少し欲しかったかなぁ。特に新女性キャラがリア姉ちゃんと寧代で止まっているようなものだから、それの寂しさみたいなのもあったのかなぁ。

 

そういえばライバーやミモラ、タルるートの関係性もアンパンマンを模倣して実験したのでしょうかね?性転換ジュースであるホルモンガーで本丸⇔丸恵になるのもらんま1/2の影響を受けての実験(?)なのかどうかとかも。

 

 最後の6巻も5巻同様似たような感想です。1巻の頃と比べると絵柄も今風になって画力の向上が見られ進化していますが、テイストが変わったことと微妙な不自然さの疑問を解消し切れずに読んでいたので真っ新な気持ちでは読みにくかったです。最後の武闘大会も個人的にはヒットしておらず、でも長編。物語最後の中学編はもう少しだけ先の展開も知りたいとは思ったので先輩の正体等は明かされるところまで読みたかったです。

 

なぜこのような漫画にしたのか(あるいはなったのか)の事実を解析しつつ、読み解いていかないと伝わりづらいところがある漫画だったかなぁという気がします。総合して漫画の面白さを判断すると面白かったのでおすすめできます。シンプルにキャラクターの掘り下げがもうちょっとあっても(読み手側にとって)分かりやすくて良かったかもしれませんね。

 

 

最後に余談枠ということでいつもの声優トークも少し絡めたいのでアニメ版のキャスト情報も少し記載しておきます。

 

≪タルるーと:TARAKOさん≫

ちびまる子ちゃんのまる子役の声の人で有名。同じくらい時期のアニメではラムネ&40のヘビメタコなども印象深いです。

江戸城本丸:高山みなみさん≫

ご存じ名探偵コナン高山みなみさんが本丸の声。

≪河合伊代菜:冬馬由美さん≫

スレイヤーズのシルフィールとヴァルキリープロファイルのレナスなどで認知していますが、調べたら旧ダイの大冒険のゴメちゃんとエイミ、ふしぎ遊戯の本郷唯などもされていました。時代もあるけど何となく予測が付く配役で面白い。

原子力堀川りょうさん≫

二枚風三名目でしかも堀川さんというのが強烈で演技を聴いたら面白そう。(全国Jr選手権~の件とか)ドラゴンボールベジータ名探偵コナンの服部などで有名。

≪大綾真理:鶴ひろみさん≫

今は亡き鶴ひろみさん。ドラゴンボールのブルマが有名ですね。一時期代役で本丸の母親役も担当されたらしい。それいけ!アンパンマンドキンちゃん(初代1988-2018)も鶴さんということググって知った無知は私だけでいい。これを認知してなかったとかまーじか思ってびっくりしました。他、GS美神の美神令子なども。

 

自分の記憶に深い方のデータはこんな感じです。客観的な視点では有名そうなのは、りあ姉ちゃん役の山本百合子(やまもとゆりこ)さんが魔法使いサリーの夢野サリー、伊知川累役の杉山佳寿子(すぎやまかずこ)さんがつるピカはげ丸くんのはげ丸、Gu-Guガンモガンモキテレツ大百科コロ助(2代目)、Dr.スランプの黄緑あかねなどをされていました。たこやき屋のまっつぁんが青野武さん。声優陣もめちゃくちゃ豪華ですね。